生きもの図鑑
ツマキチョウ
「春の妖精」と呼ばれている蝶
小型の白っぽい蝶でモンシロチョウよりやや小さい。雌雄ともに前翅中央に黒い斑点が一つあり、後翅の裏側に緑色の雲状の模様がある。雄は前翅の鉤状にとがった部分が橙黄色になる。飛び方は低く直線的。幼虫はアブラナ科であるタネツケバナ、イヌガラシなどの花やつぼみや熟していない果実を食べる。幼虫は春に卵から生まれて約1ヶ月で蛹になり、蛹のまま夏、秋、冬を過ごして翌春に羽化する。そのため成虫の姿は春しか見られず、「春の妖精」と呼ばれている。
分類 | チョウ目(鱗翅目) シロチョウ科 |
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学名 | Anthocharis scolymus scolymus |