生きもの図鑑
ナガサキアゲハ
ミカン栽培と温暖化に伴い北上
黒い蝶で、後翅に尾状突起はない。雌雄ともに前翅の裏側の基部に赤い斑がある。雄は翅の表側に青藍色の鱗粉が弱く散布し、雌は前翅の表側の基部に赤い斑、後翅の中央に大きい白い斑がある。幼虫の食草はナツミカン、ユズ、カラタチ、キンカンなど。かつては九州や四国南部に分布していたが、食草になる栽培ミカンの普及や温暖化に伴って北上している。
分類 | チョウ目(鱗翅目) アゲハチョウ科 |
---|---|
学名 | Papilio memnon thunbergii |