生きもの図鑑
カダヤシ
メダカとよく似た特定外来生物
「カダヤシ」の名の由来は「蚊絶やし」で、1916年ころに蚊の幼虫であるボウフラ退治のために日本に入って来ました。平地の池沼・湖、河川下流で流れがゆるやかな場所に生息しています。メダカに似ていますが、カダヤシは尾びれが丸く、しりびれの形が異なります。また、メダカは水草に産卵しますが、カダヤシは体内で卵を孵化させ仔魚【しぎょ:孵化直後からすべてのひれが完成するまでの魚の幼生。】を産みます。水の汚れや水路のコンクリート化などの環境変化にもメダカと比べて強く、またメダカの仔魚や稚魚を捕食するので、メダカの生存を脅かしています。外来生物法で「特定外来生物」に指定されています。
分類 | カダヤシ目 カダヤシ科 |
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学名 | Gambusia affinis |
大きさ | 全長オス約3cm、メス約5cm |
分布 | 北アメリカ原産(ミシシッピ川流域~メキシコ北部) |