水元公園ガイド

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閘門橋

赤茶色のレンガが複数のアーチを形作っています。

レンガ造りのアーチ橋

1910年(明治43年)に建設された閘門(こうもん)で、東京都内に残る数少ないレンガ造りのアーチ橋です。水元かわせみの里の近く、大場川に架かる橋で葛飾区登録有形文化財に指定されています。

東側下流から見て中央アーチの上に高さ70cmほどのブロンズ像が2体あり、台風などの風雨と必死に戦いながら閘門の堰板を差し込んでいる「とび職人」風の人物がモデルになっています。

雪に覆われた閘門橋。
写真左側、亀裂補修の跡なのかレンガの色が違っています。

1989年(平成元年)から1990年(平成2年)5月末まで東京都が大修理をしてレンガ部分の亀裂が補修され、この修理の際に西側の欄干下に「弐郷半領猿又閘門(にごうはんりょうさるがまたこうもん)」と刻まれている文字を発見し、この橋の正式名称であることがわかりました。
また、その右下に「弐郷半領用悪水路普水利組合」と横書きされ、関係機関名等が記載されています。

2体のとび職人ブロンズ像と、「弐」「郷」「半」「猿」「又」の文字盤が写っています。